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二川 正敏; 菊地 賢司; 田辺 裕治*; 武藤 康
J. Eur. Ceram. Soc., 17, p.1573 - 1578, 1997/00
被引用回数:4 パーセンタイル:38.15(Materials Science, Ceramics)熱化学水素製造プロセス(ISプロセス等)の腐食環境下で使用される構造材料としてセラミックスが期待されている。セラミックスは脆性材料であることから、特に動的荷重に対する強度特性を十分把握することが重要である。ここでは、そのような脆性材料である原子炉用黒鉛材と磁器材について、動的負荷荷重の疲労強度に与える影響を調べるために、衝撃荷重負荷を含む繰り返し疲労強度(最大10サイクル)及び負荷速度を変えた動的疲労強度試験(負荷時間範囲:10S~10S)を実施した。その結果、黒鉛材の疲労特性には繰り返し数依存効果が支配的になること、磁器材では時間依存と繰り返し依存の重畳効果が認められること、さらに衝撃荷重が繰り返し負荷された場合では、高周波数成分の繰り返し疲労特性として理解できることが明らかとなった。